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文とか詩とかー 頑張って更新頑張るお!
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ふと思いました(`・ω・´)←

あの文芸部で載せた小説をupしたらいいのではないかと!
そうすればそれなりな反響が返ってくるのではないかと!

でも迷う(´・ω・`)
何かめっちゃ叩かれそうや…
いや…叩かれた方がいいのかもしれないけど…
あーどうしよー(;´Д`)
もし見たいよ!ってレアな方いらっしゃいましたら
コメント下さい><!!
その反応次第と気分次第で載せるか決めます!


というか奥さん、明日から通常授業ですって
まぁ~やぁね~





(ーωー)←
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実は私、
超アナログ派っ!!∩^ω^∩笑

絵もアナログ
(鉛筆 色鉛 水彩)
文章もアナログ
(主にルーズリーフ)


笑←

何かデジタルだと
書いた(描いた)気がしないんですよね(・ω・`)
(デジタルけなしてるみたいですみません…
けなしてるわけではないんですが)
個人的にガリガリ書く(描く)のが好きだったりします

写真は中学校時代から書いてる小説くん
いや…最近忙しいから…ね…?←
進む時は進むんですが
それでもやっと1P半とか…\(^O^)/

この物語も
かれこれ3年間くらい続けてます;;
何故進まない…!
まだ58Pだぞ…!!

ホント何もかもかめたんぺーすで
困ってます(´・ω・`)
食べるのは早いんだけどね(^O^)/←

一応終わってからPCで修正してます
これもまた全然進んでないけどね\(^O^)/←

net上にあげるかは未定です(ω)
でも感想欲しいなぁ…



では そろそろ中断して勉強に移りたいと思います(^O^)/





 「これを見ても分からない?」
 ・・・・・!!
 
 
 
 
 俺は驚きで声が出なかった。
 姫の小さな背中には、彫刻刀で掘られたような跡がある。鋭い傷痕は汚い文字に見えた。
 
「どう? "お兄ちゃん"?」
 
 姫の背中には―――
 
 "お前の首は俺のモノだ!!! 我が妹に愛をこめて、お前の兄貴より!!!"
 
 ・・・・・。
 
「あなた―――お兄ちゃんの書いた字だよね? これ」
 
 また俺の方に向き直り、姫は尋ねた。
 確かに俺の書く字と似ている。が、そんなことはあるのだろうか?
 
 ―――違う。俺はこんな事をする奴じゃない。
 
 頭を抱える俺を見て、姫は鉄格子を強く握り必死な形相をする。
 
「忘れたの? 思い出してよ!! 自分がやったことを!!!!」
 
 ―――何を言っているんだ。
 
「関係ないふりしないでよ!!! お兄ちゃんは私たちの家族を殺して、その罪を負えないから王の所為にしようとしたんだよ!!!」
 
 ―――俺はナニも・・・・。
 
「目を背けないで!! 私は殺されなかったけど、私の首はお兄ちゃんのモノになっている。あなたが全部やったことなのよ!!!」
 
 ―――そンなこトハやっテ・・・・
 
「王に罪を着せるために、城に行き、そして城にいた兵士たりを残虐に殺していった。そして上手く王の罪をなすりつけ、自分は正義の使者として王を退治した。
周りの人々から信頼され、誰も大量虐殺したのはあなたじゃないと思うものね」
 
 必死に――必死に訴える。
 
「そこに転がっている仲間たちも偽り、全てあなたが仕組んだこと。だから、止めに入った仲間を斬ることができた。名前を覚えてなかったのもそう。利用した人の名前なんていちいち覚えないもの」
 
 ―――・・・・。
 
 姫は相手の言葉を待たず話を続ける。
 
「そう、全てはあなたの――自分の罪を逃れるために―――――」
 
 ―――・・・・・・・。
 
「私には到底できない真似だわ・・・」
 
 ・・・・ク・・・く・・・・。
 
「・・・?」
 ・・・クくくククくクくくクク・・・ハハはははハハハはハハハははハハハはハハはハハハはハはハハハハハははハハはハハはハはは!!!!!!!!!!!!!!!
 
 機械のような音で俺は笑った。
 
「・・・・ッッ!?」
 
 姫は悪魔でも見たような顔をした。
 
 けケけケ・・・・ソウ、すベて俺ガヤったンダ・・・・俺ガぜンブ殺ッたンだよ・・・・。カゾくを殺シて、血見たラ何か楽しクなっテきちマって・・・。
 タノしいなァ!!! ・・・ヒトを殺スのは・・・・!!!!!!
「・・・今ならまだ間に合うわ!! 一応あなたは私のお兄ちゃんなのよ!! ここで心を入れ替えてやり直して!!
 確かに何人も殺したのは重い罪だけれど、それを背負っていくのは辛いかもそれないけど、お兄ちゃんはまだ生きる・・・生きてるんだったらまだやり直せるよ!!元の優しいお兄ちゃんにもど・・・ガァァァァァアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
 
 姫――否、俺のモノは赤い液体を首から滴らせながら絶叫する。
 中途半端に斬られた首と、口から鮮血がほとばしった。赤い――赤い花火が噴き上がる。
 
 ―――楽シイ・・・・楽シイ!!!!
 
 口の端はどんどん上がり続ける。皮膚が裂け、血が流れ始めても俺は笑いを止めない。
 
 ―――楽しスぎる!!!!!!!!
 
「何・・で・・ガハッ・・・・お兄・・・ちゃん・・・ゲホッ・・・殺さ・・ないで・・・よ・・・」
 
 みすぼらしい格好をした少女はよろめき、檻の壁にぶつかる。そのまま虚空を見つめながら、壁にそって崩れおちっていった。
 
 一時の命の花火が終わったかのごとく――。
 
 
 ―――死ンダ。『殺さないで』と言いナガら・・・・。
 
 俺は右手に持った剣をくるりと回し、妹の血をおとす。
 
 ―――俺のモノは死ンダ。俺の手によッテ―――。
 
 クくククくくくク・・・・・まァありガトよ!! お前のオカげで本当ノ俺が呼び戻セたンダからな・・・。
 
 俺は意識のない骸に向かって言った。が、その目を妹を見てはいない。
 妹の――血を見ていた。
 
 ―――さァテ・・・・お節介ナ女は消しタシ・・・次は誰ヲ壊しテ、殺そッカなァ・・・・。
 
 手についた妹の返り血を舐める。これがまた格別に美味い。
 そして“殺す”ことについて考える。
 
 ―――まァ・・・どうデもイイ。殺せレばイイことダ。
 
 カツンカツン、と音を鳴らしながら階段を降りる。
 共に今日まで闘ってきた偽りの仲間、無罪の王、そして兄のことを想っていた妹が俺を見送ってくれた。
 
 くくク・・・けケケけけ・・・ははハはハハハははは!!!!
 高らかに、偽りの救世主は笑い続ける。
 
 
 
 その口元に歪んだ笑みを浮かべながら――――。
 
 
 
Fin.
 

「教えてあげる。あなたは今より前にここに訪れた。自分自身の罪を他人になすりつける為に」
 
 
 
 ―――俺は罪なんて起こしていない。
 この女、長い間監禁されて頭が狂ったんだな・・・・可哀想な女だ。
 
「私は見たもの。あなたがここの兵士を虐殺するのを、この目で」
 嘘言え!!
「私は嘘をついていないわ。あなたはこの城の兵士を殺し、王の所為にしたのよ!
 あなたは『家族を王に殺された』と言っていたわね?そもそもそれが間違っている」
 
 ―――あぁ。この少女は、ここまで王の被害を受けていたのか・・・。
 
 俺は可哀想な姫の話に付き合ってやることにした。
ずっと話し相手がいなかったのだ、自分の作った世界を話しているのかもしれない。話すことが出来ない人形のように――。
 
 へぇ・・・どこが間違っているんだ?
「やっと真面目に聞くようになったわね――話を続けるわ。
 あなたは自分で自分の家族を殺した。だけど、ばれたら不味いと思ったんでしょう――あなたはこの城に訪れ、兵士を殺し、王に罪を着せた」
 ふーん。推理としては面白いな・・・でも何で俺が家族を殺したって分かるんだ?
 
 そう俺が尋ねると、姫は悲しみの色を湛えた。
 
「本当に分かってないのね・・・」
 な、何だよ・・・俺が何を分かっていないんだよ。
 
 姫の言動に俺は動揺する。俺は何かまずいこと言ったのか・・・?
 
「私の顔をよく見て」
 
 今まで節目がちだった姫は、すっと顔を上げる。
 小さな顔。海のように深い青色の瞳。整った高い鼻。肌は雪みたいに白く、薄汚れた金色の長い髪・・・・。
 この人形のような少女は――
 
 ―――誰・・・だ?
 
「まだ分からないのね・・・。仕方ないわ、これを見て」
 
 姫は突然くるりと後ろを向く。
 
「これを見ても分からない?」
 ・・・・・!!
 
 


 「狂った話だわ」
 
 どこからか声が聞こえる。女の声に俺は我に返った。
 
 
 
 
「あなたもあなたね・・・。自分でそのことに気がつかないなんて」
 
 きょろきょろと辺りを見回す。
 どうやら、部屋の隅にあった鉄製の牢の中からだった。血の足跡を残しながら牢に近づく。
 
「どうして? ――あなたはどうしてこんな人になってしまったの?」
 
 ―――そういえば、王に囚われた姫がいたんだった。
 
 綺麗な顔をしていた。が、薄汚れた白い服に身を包み、金の綺麗な長い髪もくすんだ色になっている。透き通っていただろう肌も灰色っぽくなり、無表情だった。
 
 まるで汚れた人形だ。
 
 姫は鉄格子を両手でつかんで、俺に語りかける。
 
「あなたは気づいていないの?」
 何のことだ。
「自分のしたことよ・・・」
 何を悲しんでいるんだ。俺がお前を助けてやったんだぜ? そんな顔しなくてもいいだろ?
「本当に気づいていないのね・・・。哀れな人・・・」
 意味わかんねぇ。俺が何したんだって言うんだよ?
 
 俺は姫の言葉に歯ぎしりする。普通喜ぶはずだ。
 
「・・・教えてあげるわ。でもいいの? あなたはこれを聞いたら"壊れる"わよ? 」
 
―――どういうことだ? 俺は国を救ったのに"壊れる"って・・・・。
 
 別に俺は何もしちゃいないぜ? 国を救っただけだ。
 姫は目を伏せ、少し躊躇ったようだがやがて口を開いた。
 
「国を恐怖におとしいれたのは―――あなたよ」
 ・・・・・は。
 
 俺は姫の言った言葉が理解できなかった。国を恐怖させたのは俺が今、殺した王だ。話が食いちがっている。
 
 どういう意味だよ。俺に喧嘩売ってんのか?
「・・・いいえ。やっぱり分かっていないようね・・・」
 
 姫はとても悲しそうな顔をした。感情のない奴だと思ったが、どうやらそうでないらしい。
 
「じゃあ、あなたに質問をするわ。あなたはそれに答えて」
 あ、あぁ。
「あなたの仲間はどこに行ったの?」
 それを聞いて俺は不覚にも笑ってしまった。
 はははっ!! 簡単な質問じゃないか!! 仲間ならそこに・・・・・。
 
 俺はさっき仲間をおいてきた場所を指さす。
 
「どこにいるの?」
 な、何でだよ!!
 
 ―――いなかった。
 
 俺の人差し指の向こうには、仲間は誰1人としていなかった。
 
 ―――な、何で・・・・。
 
「まぁ、いいわ・・・。じゃあそこにいる人達は誰?」
 
 姫は床に転がっている死体を指さす。
 
 そ、そんなの王の手下だろう。俺が倒したの見なかったのか?
「ちゃんと見てみて」
 
 ―――うるさい女だな。手下だったから殺したんだろ。
 
 俺は足で身近にあった男の骸を転がした。青白い顔が天井を向く。
 
 ―――う、嘘だろ・・・・。
 
「見覚えのある顔じゃない?」
 
 その男は俺の仲間の1人だった。
 しかし、腹をかっ斬られ白目をむいている。生気がない瞳は、俺のことを見ているようだった。
 
 俺は怖くなって、部屋で倒れていた骸の顔を全て見た。
 
「どう? 全員あなたの仲間だった人じゃない?」
 
 確かに全員見たことがある仲間だった。
 
 王の手下が何人かいて、俺が戦っている間、仲間を殺したのか?
「いいえ。全てあなたがやったことよ?」
 俺が・・・・・仲間を・・・? そ、そんな訳ないだろ!!!
「まぁ、この質問はこれで終わり。その仲間の名前、全員言える?」
 当たり前だ!! えっとコイツは・・・・・コイツは・・・・
「どうしたの? 早く教えて」
 うるさい!! 名前・・・名前・・・・
「知らなかったんじゃない?」
 ・・・・・?
「あなたは仲間の名前も知らずに、ここに来たんじゃないの?」
 ・・・・・・。
 
 ―――確かに、名前が分からない。誰1人――。
 
「そう、あなたは仲間のことも知らずにここまで来た。
 ――いいえ。あなたはすでにここに来ているわ」
 あぁ、1度だけ来たことがある。確か・・・・そこに転がっている王が任命された時だ。俺たち国民は城に1回集まった。それがどうした?
「その後1度は来ているはずよ」
 俺はその1度しかここへ来たことがない。何を言っている。
 
「あなた、家族を王に殺されたの?」
 姫は何故だか呆れているようだった。
 今更何を言っているんだ!! だから王を倒しに来たんだろ!!?
「ふーん。随分都合のいいようになっているのね、あなたの脳みそは」
 ・・・・?
 
「教えてあげる。あなたは今より前にここに訪れた。自分自身の罪を他人になすりつける為に」
 
 
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