文とか詩とかー
頑張って更新頑張るお!
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「何だよそれ…わけわかんねぇ…!それにしたってお前が"カゲツキ"なのは変わんないだろ?」
「…」
何だよ…皆して「"カゲ"」「"カゲ"」って…"カゲ"のどこが悪いって言うんだよ!!
半ば愕然としながら拓也を見ると、嘲笑をしていた。
こんなヤツだと思わなかった。
「祥太、"カゲ"に取り憑かれてるんだよな?早く追い払っちまえよ」
――ショウタ…ボクのせいで何度もごめんね…。
うるさい!お前は引っ込んでろ!
「引っ込んでろ?酷いなぁ…"カゲ"が憑くからそんなことになるんだ。追い払って、また俺らと仲良くしようぜ」
――でもショウタ…ボクは自分の欲でショウタに取り憑いたんだよ…?
でも…。
「何、迷ってんだよ。これから1年間半ずっと虐められる気か?」
――それだったらボクだって自分のことしか考えてないんだ…。
――ショウタのことなんか考えないでここにいるんだよ?
…。
「ホントは俺だって祥太と仲良くしたいんだよ。"カゲツキ"じゃないお前とな」
――ごめんね…。
…。
後ろには"カゲ"のユタ。
前には友達の拓也。
僕は"カゲ"のユタのせいで拓也に虐められ、自分の夢の為に僕を利用するユタ。
どっちを選べばいいんだ…?
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